虎狼の住みかなり ロビーのこと #ロビー

虎狼の住みかなり、家のひとつのなく、畠ばかりなりし所なり(拾塵記)
500年以上前の1496年、本願寺の中興の祖、蓮如の息子が大阪(大坂)の地をこう表現した。虎?狼?本当に住んでいたのか?









ロビーのことを想う。ロビーの本名はノブレ・バリエンテ・アッチェ・ロビート・デ・セレッソと何かスペイン語の名前がついているが、本当は500年前にこの地に生息していた狼の末裔ではないのか。それに和名があるのではないか。
ロビーは不思議な存在だ。スタジアムには聖なるピッチと世俗のスタンドが分離され、そこには結界が存在する。スタンドの民は聖なるピッチで表現される神々しいまでに洗練された選手たちの動きの刹那せつなに喜び、笑い、泣き、叫び、謳い、そして浄化されていく。そのカタルシスを感じるために人々はスタジアムを訪れる。
スタンドは聖なるピッチと完全に分離されており、容易にそこを行き来することはできない。だから、フラッグベアラーに選ばれたり、エスコートキッズに選ばれたりすると結界を誰に遠慮することなく踏み越えられ、何か異次元に連れてこられたような気持になり昂ぶるのである。経験したことはないので想像だが


しかし、ロビーはそういったピッチとスタンドの見えない壁をやすやすと乗り越えられる存在なのである。寧ろ、二つの空間にいる住人を結びつける唯一の存在かもしれない。試合に関しても、あまり結果に拘っている様子もなく、超越しているようにみえる。ロビーは常に超越者として我々を見守っているのである。500年以上前から長居の森に生息していた狼の一族の末裔の使命として大坂の地を守護しているのだ。ところで虎は何処に行ったかって。虎はその、あちらの方に。



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