想いよ届け 京都サンガ戦

台風11号が去ったとはいえ、JRは環状線が間引き運転をし、それ以外の多くの路線で運行中止になっていた。阪急京都線も快速急行が動いていないという情報もあり、かなり早めに自宅を出て西京極に向かう。
16時過ぎに到着した時、すでに関西レジェンドvs京都サンガレジェンドの試合が行われていた。西京極運動公園陸上競技場は台風一過の蒸し暑さでかなりムシムシしていた。両クラブにゆかりのある選手が多く参加したこの試合はユーモラスな動きをするOBがいたり、こういう試合では約束である解説アナウンスが会場に流れて至って楽しげな雰囲気で進行した。



スペシャルマッチも終わり、暫く経つといつものようにキーパーのウォーミングアップが始まり、「守れ、キムジンヒョン」のチャントと共に数多くのセレッソの旗が振られた。

キーパー以外の選手のウォーミングアップも始まり、今度はそれぞれの選手の練習に合わせてその選手のコールが起こり、セレッソサポーターのボルテージが一気に上がった。雰囲気はアウェイのセレッソが圧倒していた。 隣の京都サポのおばさんも「セレッソ凄いな」と驚いた。


この試合、京都サンガは前監督が成績低迷の責任を取って更迭されて2試合目。ここ3試合勝ちがなく、さらにクラブの大スポンサーの社長が直前に逝去されるという難しい状況にあった。
試合直前、かなり長い間京都サンガサポーターはメロディアスなチャントを謳っていた。

ラーラーラ京都 俺たち京都 愛する京都 闘えよ
ラーラーラ京都 俺たち京都 想い届けよ


少しスタジアムの雰囲気が変わったように感じた。嫌な予感がした。 このチャントは勝てよとは言っていない。闘えと言い、闘うことを願うサポーターの想いが選手たちに届けと言っている。敵ながらよいチャントだ。



セレッソのチャントにも想いよ届けと謳っているものがある。


さあ見せろよ 熱き魂 立ちはだかる敵達をなぎ倒せ 響けスタジアム 届けこの想い 俺達がついてる いこうぜ セレッソ

サポーターは想いが届けと願う存在。ただ一途にそう願う存在である。 1万4千人が入った試合は開始早々1分に京都サンガサポーターの想いが届き先制。その後、残り89分闘い続けて、勝利を得た。
試合終了後、最後の一口を飲もうとしたビールの紙コップの中には虫が一匹入っていた。

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