あんたって奴は! vsFC大阪


セレッソ大阪はおかしなクラブである。

最近はキンチョウスタジアムを増改築して4万人規模のスタジアムにするとか、世界的な企業であるレッドブルと契約するとか、バブリーだがファンの気持ちをワクワクさせるニュースを提供していたし、J2リーグ戦もなんだかんだで2位磐田との差を3差につけ自動昇格圏内がみえてきたと希望を与えてくれていた。






そんななかJリーグを目指しているとはいえ、カテゴリーが2つ下のJFLに所属しているFC大阪との天皇杯1回戦。1-2と簡単に負けてしまった。 実はこのブログにこの試合のことを書こうと事前にいろいろ思い描いて、題名も「もうひとつの大阪ダービー」にしようと。今思うとこちらも「勝つこと」を前提にいろいろストーリーを組み立てていた。甘かったのだ。





試合前もなんか緩い感じで、天皇杯のために事前にセッティングができなかったのか、横断幕を入場後に取り付けているのをぼんやり見ていたり、阪和線の電車が通過するのを「スタジアムが大きくなるとあれ見えなくなるのかぁ」と思ったりしていた。








これも天皇杯のためか、DJ西川氏の煽るようなアナウンスではない、女性ウグイス嬢の選手紹介はJリーグ以前のサッカー場のまったりした雰囲気を醸し出していた。












始まった試合であるがセレッソ大阪が良かったのは最初の10分だけだった。

左SBに入った初見の田中選手と左SH吉野選手のくずしからセンタリング。得点が入るのも時間の問題かと思われたが、そのまま時間は経過し、セットプレーで2失点。

あぁ、セットプレー。なんか、春によく見た試合展開。




だんだん周りの人たちのフラストレーションが溜まりだし-。

「誰がフォローに行くんや」「前からプレスかけたれや」「はよ、戻れや」「こっちへ攻めてこい」という声があちこちであがりだした。

きっとこの年季のいっているサポーターの人たち、あの時も、この時もイライラして大きな声を出していたに違いない。それでも長い間ずっと、応援しているのだ。



セレッソ大阪ってクラブ。あんたって奴は一筋縄でいかない厄介な奴だ。

人をフワフワといい気持ちさせておいて、真っ逆さまに転落させる。

それでも、たぶんそれだからこそ、その媚薬に誘われてまた応援してしまうのだ。







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