2018Season　Episode12　使える選手であるために　済州ユナイテッド戦

つくづくサッカー選手というのは尋常ならざる忍耐を必要とするものだと思う

チームを指揮する監督が思い描くサッカーを実現するために選手が選ばれ、練習が重ねられ、試合で試される

試合ごとにチームが熟成されていく

一度、スタメンが決まってしまうとなかなか、選ばれなかった選手はそこに割り込んでいけない

いやいやスタメンはおろかベンチに入ることさえ難しい
チームの序列を崩してそこに自分の席を用意することは至難の業だ

スタメン入りやベンチ入りの叶わなかった選手は次の試合にその座を得るため、また一週間、練習に励むのだ。時にスタメンチームの練習の相手チーム役として

そして自分が指名され、漸くチャンスが巡ってきた時＿＿＿＿。

目に見えるかたちで結果を残し、このクラブでの自分の存在理由を見ているものすべて＿＿＿監督、コーチ、チームメイト、観客に示さなければならない
たとえ５分でも時間を与えられれば、己のサッカー選手としてのすべてをぶつけるのだ
己の席を獲るために

リーグ戦湘南ベルマーレ戦から中３日で行われたアジアチャンピオンズリーグの済州ユナイテッド戦は８人の先発メンバーを入れ替えて挑んだセレッソ

この試合はそんな選手たちの気持ちが籠ったプレイが随所に見られた試合だった
特に今シーズンファジアーノ岡山から加入した

片山瑛一選手
セットプレイから１点目を決め
また、後半見せたロングスローは会場をどよめかせた

見ているものに鮮烈な印象を与えることに成功し、こう思わせたのだった

片山選手、使える選手であると

ＡＦＣチャンピオンズリーグ２０１８グループステージ　ＭＤ５　平成３０年４月３日（火）　@大阪長居スタジアム天候晴１９：００ＫＯ　観客９，０６６人

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