2019Season Episode11 代表理事、ご苦労様です 大阪市商工会議所セミナー受講

月18日、大阪市商工会議所主催のセミナー
内容は第一部が広島カープのスタジアム建設に携わった商社の方の話とわれらが桜スタジアム建設プロジェクトの中心的存在である宮本功代表理事の話。第二部はコーディネーター、投資銀行の方を交えてパネルディスカッション

いつもはIoT、AIビジネスや海外進出のための海外情報など最新ビジネス動向を紹介するセミナーを開催しているのであるが今回は上記の内容であったので会社を抜け出して参加した


堺筋本町にある大阪市商工会議の7階ホールには結構な人が集まっていた



回も宮本さんの話は聞いており、このスタジアム改修については分かったいたつもりだったが、今回改めて理解したことがあった

それはそもそも大阪市の持ち物であるスタジアムを何故、セレッソが寄付を募って改修し、それを大阪市に返すのかという根本的なスキームのことである



えは極めて簡単なことである___スタジアムビジネスは儲からないので大阪市にお願いしても財政の厳しい市がOKしてくれるはずがないということである。例えば旧キンチョウスタジアムの賃借料はWEBに料金表が残っており、見ることができる
スポーツで終日使用すると基本料金が193,000円、入場料を徴収するイベントだとこれの3倍、さらに土日、祝日開催だと2割増し
つまり、193,000円×3×1.2=694,800円、約70万円の賃貸料ということになる。どの程度の使用頻度があるのかはわからないが仮に1年間で200日間使用したとして1億4000万円/年、今回の改修費66億円を回収するにはなんと____。
7年もかかってしまう。もちろん、実際の使用料金は細かく設定されているし、室内練習室などもある。また、保守費、修繕費など年間にかかるコストも見込まなければならないのであまり正確な数字とは言えないが、スタジアムビジネスが儲からないということだけは確かなようである。宮本さんの話によるとオリンピックのようなビックイベントがない限り、国や都道府県がスタジアム建設や改修を積極的に推進することはないとのことであった。そこで今回、このようなスキームがうまれた訳だが、それでは今後、このスタジアムをどうしていきたいのか、宮本さんの話には明確なビジョンがあった
ひとつは試合が開催される日に使わる機能を普段は違う用途で使用することによって施設の稼働率を上げていくということである。宮本さんの言葉では「普段使い」と言っておられたが、例えば、スタジアム内の部屋を会議室として使うとか、フロアでは要望があれば結婚式もできるようにするとか、オープンカフェを作って平日も営業するとか、子供の託児施設を平日は保育所にするとか、いろいろなアイデアを開陳しておられた
そしてそうすることにより桜スタジアムがサッカー、ラグビーやアメリカンフットボールの専用スタジアムというだけではなく、地域の人が集える施設にしたいということであった
将来、桜スタジアム保育所で育った子が数年後、このスタジアムで活躍するような日がくるかもしれない

2019年4月18日(水) @大阪市商工会議所 天候晴 15:00KO 観客200人ぐらい?

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