2020Season Episode11 ソーシャルディスタンス、不自由な感情 名古屋グランパス戦

ーシャルディスタンス、ほんの数カ月前まで聞いたことのなかった言葉が今では日常的に耳にする
新型コロナウィルス感染症のために中断していたJ1リーグは7月4日再開。再開後2試合はリモートマッチと称した無観客試合で行われた
そして再開後3試合目、第4節のホームでの名古屋グランパス

の試合は5,000人以下の観客収容で行われた。年間パスポートは継続したのだが、5,000人以下の試合観戦は対象外。なんとなく納得のいかないが仕方ないのでチケットを購入した
いつもの席からは1ブロック離れた席を購入_スタジアムに入ると一列毎にシートにテープが貼られていた
も隣の席は無論のこと2席ぐらいは空いていた。ホームゴール裏も人が隣合わないように点在、アウェイ側は無人_これがソーシャルディスタンスかと納得するような5,000人開催。制約されるのは席ばかりではない。会場にはチャントや掛け声、太鼓など禁止事項がずらりとアナウンスされた


まり観客に出来ることは拍手だけなのである
試合は最初の5分間、セレッソ_特に坂元選手のドリブルでペースを掴むかに思われたが、名古屋のハイプレスに苦しみ、徐々にパスミスが目立ち始めた
_そして、前半38分、相手CKからオウンゴール献上
いつもであれば、アウェイ側の


援席からこだまのような歓声と_それに負けじと、セレッソのゴール裏からセレッソ大阪、セレッソ大阪、セレッソ大阪と声を合わせて、選手を鼓舞するが、それが出来ないため、観客は拍手をした_ん???
やはり、点を入れられているのに拍手は不自然だ


裏には不自由な感情と言葉が浮かぶ_感情表現を制約されることにより、精神の浄化作用

サッカーを観るときに起こる様々な感情、それは喜び、悔しさ、焦り、共感、連帯、敵対心

時に思い切り、時に控えめ表現すること。それがいま、この時点ではまだできない

しかし、徐々に取り戻すしかないのだ___ソーシャルディスタンスを保ちながら



2020明治安田生命J1リーグ第4節 セレッソ大阪0-2名古屋グランパス 2020年7月12日(日) @ヤンマースタジアム長居 天候:曇り 19:03KO 観客4,026人

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