2020Season Episode24 矜持 横浜FC戦

 

1分、フリーキック。ショートコーナーにして片山選手が入れたクロスにブルーノメンデス選手がヘッドで合わせてネットを揺らせた
ゴォォォォォォーーーール

その時、ピッチサイドにいたロティーナ監督が飛び上がってガッツポーズをした

タンドにいた観客は皆、ゴールに喜びながらも初めて見る思わぬ光景に、おぉぉぉとそちらにもどよめいた

いつものロティーナ監督はセレッソが得点してもこの世の真理の深淵に触れた老哲学者のようにベンチに座って頭をかかているのだから
の試合は正式にクラブから来季、ロティーナ監督と契約を継続しないことが発表された後に行われた。ロティーナ監督のコメントもリリースされ、クラブや選手やサポーターと良好な関係であったこと、プロジェクトは良い方向に進んでいると感じていたこと、クラブの決定は残念ではあるがプロフェッショナルである以上

け入れざるを得ないこと、来季も日本で仕事をしたいことなどが発表された

スペインで、そして日本でたくさんのチームを率いた百戦錬磨の将はセレッソにやりがいを感じて来季も監督として指揮したかったことを知ると嬉しさ共に無念さがこみ上げてくる

横浜FC戦はロティーナサッカーの真髄が表れた試合のように感じた。特に得点した後の選手交替、試合運びは1点とれば決して負けることのない以前の姿を見せてくれた
敵が攻めてきても、幾重にも重ねられたセレッソの守備網はボールの動きと共に伸縮自在に変形して決して危ない場面を作らせない


の寸分たがわぬ動きこそ、ロティーナ監督が2年間かけて作り上げてきたものだ
件のロティーナ監督がガッツポーズをしたシーン、DAZNの実況はプロとしての矜持と表現したが、寧ろ普段、そうしないことに矜持を感じる。経験と理論に裏打ちされた戦術とうちに秘められた闘志
により試合を離れた時の柔和な笑顔___
舞洲グラウンドで練習が終わった後に見学の小さいな子供たちをグランドに呼んでサッカーに興じる姿を見た時、そのお人柄を感じた

残りの試合は多くはなけれど、あと少しロティーナサッカーに触れていたいと思う

2020年11月29日(日2020明治安田生命J1リーグ第30節 
セレッソ大阪1-0横浜FC 
 @ヤンマースタジアム長居 天候:晴 15:03KO 観客7,365人


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