2021Season Episode2  即席チャント 柏レイソル戦

 

審の試合終了を告げる笛が響いた時、その若きディフェンダーは大きく深呼吸し、安堵の表情を浮かべた。そしてキムジンヒョン選手、瀬古選手とハイタッチし、健闘を称え合った。試合中は落ち着いていたように見えたが、やはり緊張していたのだ_19歳のセンターバック、西尾隆矢選手


ロナ禍で行われる2年目のJリーグが開幕。大阪は緊急事態宣言が発出されている最中であるため、観客上限5,000人、アウェイサポーターは入場禁止となった。初戦はホーム、柏レイソル戦。オルンガ選手は移籍してしまったが、セレッソが監督交替したのに対してネルシーニョ監督は第二次政権3年目
ームとしての習熟度には自ずと差がある。そんななか、クルピ監督の選んだスタメンには驚いた

ジョーカーとして使うと思っていた大久保選手、そして何より、西尾選手。昨年まで絶対的ディフェンスリーダーとして桜の堅守を支えてきたマテイヨニッチ選手が中国のクラブに移籍


わりに補強として獲得したチアゴ選手がコロナの影響で入国出来ず、怪我明けの進藤選手はベンチ入りするも、緊急補強のダンクレー選手はベンチ外となった

そういう特殊な状況で西尾選手に回ってきたチャンス。サッカーに年齢は関係ないという監督の言葉通り、思い切った采配

の定、試合開始15分は柏の鋭いクロスを入れられ危ない場面が目立った。セレッソは防戦一方だったが、20分当たりから徐々に盛り返し、シュートにいけるチャンスも出だした
そして___35分、丸橋選手のロングフィードに抜け出した大久保選手をたまらず相手CBが倒して一発レッド

は攻撃陣を一枚削って、CB染谷選手を投入した。これで西尾選手も随分、精神的に余裕を持てただろう。ひとり少なくなったに対して終始試合を優勢に進めたセレッソは42分に大久保選手のお帰りなさい弾、85分に坂元選手がゴールを決め、試合をモノにした。西尾選手は相手のトップに納まりそうになった時には
ツンと前に出て潰しにいっていた。終始、同じユース出身の瀬古選手とバランスを取りながら即なくこなしていた。もう少し冒険してもいいと思えるシーンもあったがそれはこれからだろう。
ところでその西尾選手、最近知ったのだが、八尾市出身で中学校は私と同じだった。親子以上に離れた年齢でもこうやって後輩が立派に戦っている姿は胸をすく

りの道すがら、思いついた即席チャントを口ずさむのだ
ラ、ラ、ラ、リュウヤ、守れリュウヤ
ラ、ラ、ラ、八尾市の誇り

2021年2月27日(土2021明治安田生命J1リーグ第1節 
セレッソ大阪2-0柏レイソル 
 @ヤンマースタジアム長居 天候:晴れ16:03KO 観客4,481人


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