2021Season Episode8  二つのVARで運を引き寄せる 浦和レッズ戦

 

曜日の徳島戦から中三日、J1リーグ第10節浦和レッズ戦が日曜日に開催された。曇天の昼過ぎ、前回の水曜日も風がきつくて寒かったので相当着込んで家を出た。ここ三試合勝てていないので、スターティングメンバーを代えればいいのにと思うが、そこはクルピ監督、前日の報道陣とのインタビューで仄めかした通り徳島戦と同じスターティング11で臨む

戦相手の浦和レッズは直近三連勝と調子をあげており、今シーズン就任したリカルドロドリゲス監督の戦術が浸透してきていると予想される。前節が昨季まで指揮をとった徳島戦だったこともあり、やはり攻撃は5レーンにバランスよく選手を配置してアタッキングサードで細かくパスを回して相手を混乱させ

備陣形のズレをつくって仕留める。守備は前からプレスをかけて嵌める、ボールを奪還したら速攻につなげる___といった戦術なのかと想像した。予想通り、前半は一方的ボールを回された。浦和の右サイドから機を見て左サイドにサイドチェンジ。セレッソの4-4のブロックの外から左サイドの山中選手の正確クロスが入ってくる。危ない

かしながらなんとか0-0で凌ぐ。スタッツはボール支配率が浦和63%、セレッソ37%、シュート数も浦和6本に対してセレッソ2本と浦和が圧倒

戦途中から雨も降り出し急いで合羽を被る。ハーフタイムに後ろ席から「天気も試合内容も寒いな」との声に心の中でその通りやとうなずく

 勝負の後半、清武選手、西川選手の両SHに代えて中島選手、山田選手の生え抜きコンビを投入し、前線からの守備の強度を高める

浦和も決定機を決めきるためにCF興梠選手を投入。セレッソの前線もかなり活性化したようにみえるが、状況は前半とさほど変わらず

1分、セレッソペナルティエリア内でハンドと疑われるプレイ。西村主審がVAR(OFR)で確認し、「特に何もありません」とセーフのジャッジ、胸をなでおろす

58分、今度は浦和ペナ付近でハンドと見紛うプレイ、VARで確認した後のジャッジはドロップボール。セレッソの選手が一斉にコーナーを指さし、コーナーキックをアピールした。するとこの試合で500試合出場の浦和のGK西川選手が「そっちにボール返すから」と言ってセレッソ側に蹴り出したのは誠に紳士的なプレイであった

の二つのVARによって試合が約7分間中断、寒い気温ななかでで選手の体も冷える

そして結果的にはこのことが、劣勢のセレッソが運を引き寄せることになる

直後の66分、CKから山田選手がヘディング、そのボールが味方の西尾選手に当たり、跳ね返り、丸橋選手の足元に。丸橋選手が逆足の右足で押さえたシュートを放ち、不規則な回転をしたボールはゴールに吸い込まれた。試合はそのまま1-0で終了

和からすれば試合を支配していたのは自分たちであり、勝ち点3を取れる試合であったと思ったことだろう。セレッソは試合後にクルピ監督とキムジンヒョン選手がいみじくも同じ言葉を述べている___「自分たちは運がよかった」


2021年4月18日(日2021明治安田生命J1リーグ第10節 
セレッソ大阪1-0浦和レッズ
 @ヤンマースタジアム長居 天候:曇一時雨時々晴15:03KO観客4,672人

にほんブログ村 サッカーブログ セレッソ大阪へ にほんブログ村

↑↑↑ よろしければクリックをお願いします、励みになります

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント