2022Season Episode8 怒れる敵将、ミシャ 北海道コンサドーレ札幌戦

 

ッカーの試合は90分

限られた時間でいろいろなことが起こり、勝負の綾を織りなし、時には試合とは関係ないところで自分に重ね合わせて合点がいったり、感動したり_

それはスタジアムに行かないと気づかないことも多々ある


1リーグ第5節 北海道コンサドーレ札幌戦。そのシーンは後半55分_両監督の目の前で起こった。ファールの判定に敵将は猛然と抗議した。私の席からも近いところだったので見ていたが、問題のプレイはイーブンの場所に落ちたボールを札幌のLフェルナンデス選手が蹴ろうとし、セレッソの山中選手は
で突っつこうとし、交錯した。判定は札幌の反則であったが、確かに山中選手が遅れ気味であったので微妙な判定だった。これに敵将は猛抗議。顔を真っ赤にして声を荒げた。
選手はすでにプレイポジションに戻っているのに、抗議を続けている。最後はセレッソの小菊監督がなだめに行き、ハグしてなんとか、落ち着きを取り戻した

敵将の名はミシャと呼ばれるミハイロ・ペトラビッチ監督。ユーゴスラビア出身の64歳。06年に来日し、その年から11年まで広島で、12年から17年途中までは浦和で、18年から札幌で指揮をとる

リーグファンなら誰でも知っているミシャシステムを駆使、これだけ長くJリーグのクラブで指揮をとると、もはやリーグの名物監督である

ミシャシステム_攻撃時には3バックの両サイドを前に押し出してボランチの一人を下げてセンターバック化、前は1CF+2トップ下、さらに2WBで5レーンを形成。これだけ攻撃的な配置をとるので守備時には非常に不安定で危ない。そのため、守備時には 1対1のマンマーク、当たりはかなり強い

の試合でもセレッソミシャシステムに苦しんだ。しかし、先制したのはセレッソ
前半25分、札幌のゴールキックがキックミスとなり、中盤で奪い、パスを受けた乾選手が絶妙のスルーパス。抜け出した山田選手がゴールネットに叩き込む。山田選手、セレッソでのJ1初ゴール


かしその後すぐ30分に相手のCKをヘディングで決められ、同点。後半、62分、札幌、バックパスをCBがクリアしようとして空振り、慌てて蹴り直したが詰めていたBメンデス選手に当たってゴール。2-1
ところが76分に相手に中盤で奪われクロスがそのまま入ってしまう。結局、2-2で引き分け、またもホームでの勝ちはお預け

の試合、札幌はコロナ感染者が複数でて苦しい陣容だったと聞く

それでも、誰が試合に出てもミシャサッカーを体現でき、試合を優位に進められるの素晴らしいと感じた

にこやかで優しい風貌のミシャがピッチ中央付近でのワンプレイの判定にあそこまで拘り、抗議する姿。サッカーへの情熱のあまりの激しさにこちらはたじろぐばかり_

今日、一番印象に残ったシーンだった

2022年3月19日(土)明治安田生命J1リーグ第5節  
セレッソ大阪2-2北海道コンサドーレ札幌
 @ヨドコウ桜スタジアム 天候:曇時々雨 16:03KO 観客6,798 

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