2月1日に公式にリリースされた香川真司選手の入団会見が2月5日午前11時から行われた。
会見の模様はYouTubeで配信された。森島社長に背番号8のユニフォームを手渡された香川選手の表情はすこし硬いように見えた。
私がセレッソを応援しだしのは2014年からであるので、2010年6月にドイツの名門ドルトムントに移籍した香川選手は当然、もうセレッソには居なかった。それでも私がスタジアムに行きだした頃、シーズンシート「SHINJI」シートに子供達を招待しており、試合開始前にそのことがアナウンスされると決まって拍手が起こっているのをみて、セレッソ出身の選手として感じることが出来た。
勿論、ドルトムントやマンチェスターユナイテッドでの活躍や、エースナンバー10番をつけた日本代表の試合は気になった。
二度目のドルトムントでのシーズンを終えたあたりから、セレッソファンからはセレッソに帰ってきてという声をSNS上でよく見かけたが、その後はトルコ、スペイン、ギリシャ、ベルギーと渡り歩き、セレッソに戻ってくることはなかった。
それが今回、12年半ぶりのセレッソ復帰となった訳である。
やはりビックネームであり、波及効果は絶大である。この期間、あまりJリーグを取り上げることがない地上波や一般紙でも取り扱われ、セレッソの露出も一機に上がった。背番号8番のグッズの売上や観客動員に大きく貢献するだろう。「香川選手を見たい」とライト層の取り込みに一役買うことが想像できる。
_ところで香川選手は(自身をスカウトした)小菊監督の信頼を勝ち取り、試合に出ることが出来るだろうか。
会見でも言っていた通り、香川選手は最近手術をしたそうだ。
その回復具合を含めた今のコンディションがどの程度なのか、正直わからない。
タイ、宮崎で行われたセレッソのキャンプの様子を見るとキャンプに参加した選手たちは厳しく追い込んでおり、2月18日の開幕新潟戦に照準を合わしている。去年からの積み上げてきた小菊監督のインセンシティの高いサッカー。奥埜選手に象徴される運動量を要求される今のセレッソ。
香川選手が会見で言った「18歳も33歳も横一線」という言葉は自分の立ち位置をしっかり認識し、それでも勝ち取る自信があるという矜持の表れであろう。
香川選手のいるセレッソで小菊監督を胴上げする_最高のストーリーであり、最高の12年半前の伏線の回収であるが、果たして。
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