2023Season Episode12 蹴球素人分析官(5) 川崎フロンターレ戦

 J1リーグ第5節 アウェイ川崎フロンターレ戦。昨季シーズンダブルと相性が良かった相手との対戦だけにたとえアウェイでも勝ちたい。ここで勝てれば「桜の季節」とばかり、波に乗れるのでリーグ戦連勝と行きたかったところだが、雨の中、行われた試合は0-0のスコアレスドロー。途中、ハンド疑惑やオフサイドじゃないんじゃないか疑惑などあり、帳消しした訳でもないだろうが、結果的には両チームお互い様ということになった。審判の判定にとやかく文句をつけるつもりはないが、名前を記憶したい審判がまたひとり増えてしまった。


先発は前節と変更なし。為田、加藤、毎熊という守備の強度の強い選手を前線に置くことで守備網を構築したいセレッソ。現状においてのベストメンバーということなのだろう。外国人三人が控えているというのは心強いようでもあるが、もう少し状態を上げて欲しいというのが、正直な気持ちである。川崎は怪我人が多く大変そうであるが、誰が出ても川崎川崎だ。


前半3分 セレッソは守備時には香川を一列前にあげて川崎の2CBをチェック。また、ボールが反対サイドにあるときは為田(反対サイドの場合は毎熊)が絞ってボランチをけん制。香川がこの位置にいることでセレッソが高い位置でボールを奪えたポジトラ時にはそのまま香川を使って有効な攻撃ができる。

川崎の攻撃は山田(6分、16分、17分)、マルシーニョ(7分、28分)を使った裏抜けが多い。セレッソも厳しい守備をしているが随所にみせる川崎のパスの技術はさすがである。あれだけゴール前でワンタッチパスを繋がるとボディブローのように効いてくる。



17分、この試合セレッソ最大のチャンス。ヨニッチから山中へサイドチェンジのパス。山中がゴール前に素晴らしいクロスを加藤に。加藤渾身のヘディングシュートは枠に外れた。二試合連続のヘディングゴールかと思われたが残念。加藤はもっと難しい体勢の方が決める印象がある。それにしてもヨニッチの綺麗なパス。本当に素晴らしい技術だ。



雑感_この試合は結局、お互いチャンスがあったものの決め手を欠き0-0で終了。レオセアラ、上門、カピシャーバ選手の交代は予想できたが、アディショナルタイムに松田選手を進藤選手に代えた。ずっと71分以降に失点したので策を講じたはじめてのケース。それと香川選手をこれからも先発で使うとなると毎熊、為田選手は必須のような気がする。前後半通じて、すごい運動量で前線からSBとVOをカバーしていた。そのため二度追い、三度追いを何度も強いられる。リーグ戦初めての無失点はポジティブな要素であるが、この二人プラス奥埜、鈴木選手の運動量に裏打ちされたものであると思う。

2023年3月18日(土)2023年明治安田生命J1リーグ第5節
川崎フロンターレ0-0セレッソ大阪
 @等々力陸上競技場  天候:雨のち曇 16:03 KO 観客19,054

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