2023Season Episode7 蹴球素人分析官(2) アビスパ福岡戦

 023J1リーグ第2節 アウェイアビスパ福岡戦。開幕節ホーム新潟戦を引き分けてしまった。ここはアウェイといえども、勝ち点3をもぎ取りたいところだったが、2-1(以後もホームを先に記述する)の敗戦。残念な結果になってしまった。DAZNでリアルタイムで見ている時は頭に血がのぼって冷静に見ることができないが、少し時間をおいて見てみると負けたとはいえ、悪くない出来だったのではと思えた。試合を振り返ると_


発メンバーは上記の通り。前節からはLSBに山中に代わって舩木、LCF北野の代わって上門。北野はU20日本代表に招集されたためだが、山中が舩木に代わった理由がわからない。翌日の福井ユナイテッドとのTMにも出ていないようなので体調不良の可能性があるが、戦術的な要素があるのかもしれない。昨シーズン、福岡は14位ながら失点38と40のセレッソより少ない。守備は堅いイメージがある。しかもこの試合は3バックだったのでリードを許すと厳しい展開が予想された。


岡のフォーメーションは3-4-2ー1だが、守備時には5-2-3になっていた。セレッソの狙いは2ボランチの横のスペース。まずここにボールを運ぶ。次のプレイで5バックの裏を取り、クロスに逆サイドが合わせるような攻撃をしたいところ。とくにRSHのクルークスは古巣相手とあって期するものがあるだろうから、期待大。


こで奥埜がボランチ横に、原川が相手のFWーWG前線とボランチの間にポジションをとり、ビルドアップ。時折、毎熊がハーフスペースに入ったり、上門が降りてきてボールを貰ったりして攻撃を構成していた。リアルタイムでは得点が入らず、イライラが募ったが、あとで冷静に見ると準備してきた攻撃が出来ていたのではないだろうか。


方、福岡の攻撃は毎熊が上がったセレッソの右サイドにルキアンが流れて、起点を作っていたのが目立った。レオセアラと上門に惜しいシュートがあったが、相手GK永石の好セーブもあり、前半は0-0とお互い無得点のまま終了。

後半開始早々47分。セレッソは思わぬミスから失点する。舩木が持ち上がったが出しどころがなくて、為田にパス、原川に渡して原川が西尾にバックパス。パスがずれて西尾が足を延ばして苦し紛れに出したパスを福岡FWに取られゴールされた。完全なミスである。一番気になったのはなぜ、西尾はあんなライン際にいたのか。直前のプレイでは舩木がボールをドリブルしながら持ち上がっていたので、詰まった時のボールの逃がしどころを確保していたのであろうか。勿体ない失点である。失点後、攻撃のギアをあげたセレッソ。59分、今度は毎熊がドリブルで侵入。ひとりふたりと躱して、上門にパス。上門が強烈なシュートが決まり、1-1。


続く64分。押せ押せのセレッソにこの試合を勝ち切るための最大のチャンスが訪れる。


レオセアラからのサイドチェンジのパスを毎熊がワントラップで相手DFを躱して早いクロス。クルークス、上門、レオセアラが飛び込んでくるが、誰も触れず。5バック対策としてこのプレイを準備していたのではないだろうか。この時間帯に連続得点でき、逆転できていれば勝てていたと思う。逆に言えばこういうチャンスを逃すと_

その後、セレッソが押し気味で進んだ試合展開だったが88分にクロスを途中出場の金森に頭で合わされ失点。またも終盤での失点となり、昨季からの課題が解決されていないことを開幕からの2試合連続で露呈した。


2023年2月25日(土)2023年明治安田生命J1リーグ第2節
アビスパ福岡2-1セレッソ大阪
 @ベスト電器スタジアム 天候:雨 15:04 KO 観客9,607

↓ ↓ ↓  公式記録はこちら

↓ ↓ ↓  ダイジェストはこちら


↓↓↓  Backstage Passはこちら


↓↓↓よろしければクリックをお願いします、励みになります

コメント