2023Season Episode24 ホットライン ー 蹴球素人分析官(7) 湘南ベルマーレ戦


1リーグ第14節アウェイ湘南ベルマーレ戦。セレッソは第1節から第3節までは4-4-2、第4節から第12節まで4-3-3、前節京都戦より4-4-2に戻し、今節も継続。4-3-3を採用したのはセレッソに復帰した香川選手が初めて先発した第4節鳥栖戦。コンディションが上がってきた香川選手をIHで使うために採用したシステムとも言える。前節からは加藤、クルークス、進藤選手を起用するために共通認識をとりやすい4-4-2に戻した。

⚽スタメン

セレッソのスタメンは勝利という結果を出した前節と変更なし。ベンチメンバーも前節から喜田が外れ、鹿島戦でのレッドカードによる出場停止から上門が戻ってきている。

前半2⚽湘南の攻撃


湘南のシステムは3ー1-4-2。攻撃時には中盤5レーンすべてに配置し、2トップに良いかたちでボールを届けたい。セレッソはリトリートとボールサイドの選手が素早いチェックをして高い位置でのボール奪取を狙う。

前半3⚽湘南の守備

セレッソのGK時、湘南はFW+1でセンターを締める。ただハイプレスをかけることはせず、セレッソの外回りのパスは許容。

前半7⚽セレッソの攻撃、山中のクロス


山中が高い位置でボールを持ち、相手ファーストディフェンダーが遅れ、時間と空間を与えると必殺のクロスボールが上がる。このシーンではレオセアラがちょこんと足の裏で合わせネットを揺らせてたが、残念ながらオフサイド。加藤、クルークスもゴール前に侵入していた。

セレッソは後方からロングボールを放り込み、レオセアラ、加藤に当てて中盤でセカンドボールを拾うかたちを徹底。しかし前半は0-0で折り返し。前半スタッツはシュート数(枠内)がセレッソ:湘南=3(1):4(3)、支配率は同59%:41%。セレッソは60%近くボールを握るが、シュート数は湘南より少なくそこまで効果的な攻撃が出来ていない印象。一方、湘南はセレッソがロングボール主体で中盤を飛ばしてくるので中盤の数的優位を使えず、こちらもそんなに決定機を作れていなかった。そして後半開始。

⚽後半53分⚽セレッソ得点 得点者レオセアラ 湘南ベルマーレ0-1セレッソ大阪

後半53分、セレッソ先制。キムジンヒョンからの一本のロングパスで湘南ディフェンスラインの裏をとり、クルークスから中央に折り返し、反対サイドの山中へ。湘南は押し込まれていたのでまたも山中へのアプローチが出来なかった。山中のクロスをレオセアラがヘディングシュート。今度は決めた。

⚽後半89分⚽セレッソ得点 得点者上門 湘南ベルマーレ0-2セレッソ大阪

逃げ切りを図りたいセレッソは西尾を入れて5バック。前かかりになる湘南は自陣で横パス。ボールをかっさらった奥埜が途中出場の上門にパス。上門がワントラップからきっちり決めた。前々節、レッドカードで退場時に涙した上門。悔しさを晴らすゴール。
試合はこのまま0-2で終了。前節、バックステージパスで「これからガンガン行くで」と気合を入れた小菊監督。采配が冴え、山中からレオセアラのホットラインも開通、会心の勝利となった。

2023年5月20日(土)2023年明治安田生命J1リーグ第14節
湘南ベルマーレ0-2セレッソ大阪
 @レモンガススタジアム 天候:晴 15:04 KO 観客10,549

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