後半戦最初の試合リーグ戦第18節はアウェイ北海道コンサドーレ札幌戦。4月9日リーグ戦第7節ホームでの試合はセレッソが2度追いついたが、得点の直後に失点を喫し、2-3と敗れた。札幌はJリーグでも特殊な超攻撃的な戦術をとっており、得点数はリーグ1位。いつも打ち合いに持ち込まれ、ペースを乱されるイメージがある。6位のセレッソが更なる上位を目指すためにもセレッソがペースを握り、勝ち切りたい。
⚽スタメン⚽
リーグ戦前節神戸戦より奥埜→加藤と1枚を交代。奥埜はベンチにも入っておらず心配したが、小菊監督の試合後インタビューで前日まで準備していたが直前で膝の痛みがあり、大事をとって帯同しなかったとのこと。怪我人が続出しているので軽症のうちに無理せず、休ませるのか賢明な判断。
⚽前半2分⚽セレッソ得点 得点者レオセアラ コンサドーレ札幌0-1セレッソ大阪
⚽前半17分⚽セレッソ得点 得点者加藤 コンサドーレ札幌0-2セレッソ大阪
これも加藤のよいところが出た。札幌のビルドアップ時、セレッソは前からプレス。降りてきてバックパスをしようとした浅野を香川がチェックしたため、パスがずれて加藤の足元に。ゴールまでかなり距離があったが、ふり向きざま大久保嘉人直伝、前に体重をかけて思いっきり振りぬいた。加藤はスライディングしながらシュートするとか、低いクロスボールに頭から突っ込んでヘディングシュートとか、難しいシチュエーションにアクロバティックなシュートを決めることがが多い。このケースでもGKを躱してループを狙うよりも有無を言わせず思い切り振りぬいたことによってゴールとなった。
⚽前半38分⚽セレッソ得点 得点者喜田 コンサドーレ札幌0-3セレッソ大阪
喜田のJ1初ゴール。香川の試合後インタビューの喜田評にあるようにポジショニングはほぼ間違えないとのこと。これでシュートまで決めるのであればベンチに入ることさえ難しくなるボランチ争い。小菊監督には嬉しい悩み。
⚽前半45分⚽セレッソ失点 コンサドーレ札幌1-3セレッソ大阪
前半のスタッツはセレッソ:札幌=シュート数(枠内)が5(5):8(7)、ボール支配率が41%:59%。試合開始早々に得点、その後、追加点を奪えたことによって札幌にボールを持たせてカウンターというかたち。守備面できっちり試合をコントロール出来ていた。
⚽後半76分⚽セレッソ得点 得点者香川 コンサドーレ札幌1-4セレッソ大阪
後半は2点のビハインドを挽回しようと攻める札幌、守るセレッソという構図で推移したが、セレッソはボールを奪えばカウンター。喜田からロングパスで逆サイドにいたレオセアラに。レオセアラがドリブルで運んで札幌CBのまたを抜くクロス。タイミングよく走り込んできた香川がチップキックでお洒落に決めた。
⚽後半77分⚽セレッソの5バック最終形
67分に加藤→ヨニッチに、そして77分舩木→西尾に選手交代。西尾を右に、毎熊を左に回す。これが小菊監督がこの試合でやりかったことだ。この壁をこじ開けるのは容易ではない。試合はこのまま終了、リーグ戦は連勝となった。
【雑 感】
・早い時間帯に先制できたので、優位に試合を進められたセレッソ。会心の勝利だった。最終的なスタッツはセレッソ:札幌=シュート数(枠内)が9(7):17(12)、ボール支配率が39%:61%。後半も前半とあまり変わらない展開だった。・夏男レオセアラ、久しぶりの先発に奮起した加藤の活躍、喜田のJ1初ゴール、香川のリーグ戦2得点目と今季最多得点の4点を挙げたので攻撃面に目が行きがちだが、驚いたのは守備の5バックシステム。
・西尾(180cm)、進藤(183cm)、ヨニッチ(187cm)、鳥海(182cm)、毎熊(179cm)を最終ラインに並べられるとなかなか相手チームからすると一山超えるのは難しい。試合を見た感じラインコントロールもスムーズであった。これからも3-4-3システムをオプションとして使うのだろうか。可能性を感じる陣容である。
2023年6月24日(土)2023年明治安田生命J1リーグ第18節
北海道コンサドーレ札幌1-4セレッソ大阪
@札幌ドーム 天候:屋内 14:03 KO 観客24,509人
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