2023Season　Episode34　セレッソ・大阪・プロレス　浦和レッズ戦

２０１９年１１月以来のコラボとなった大阪プロレス（当時はＶＫＦプロレス）の試合。

３年半前も参加していたブラックバッファロー選手、ツバサ選手もいて懐かしい。試合の合間に子供プロレス教室が行われて会場が和む。大阪プロレスのエネルギーを借りてなんとか連敗を止めたいセレッソ。この試合が終わればリーグ戦は中断期間に入る。７月２８日にはＰＳＧとの親善試合が行われる。浦和レッズに勝利して気分よく中断期間をむかえたい。

⚽スタメン⚽

スタメンは前節鳥栖戦と全く変更ないイレブン。現時点ではこのメンバーがベストという選択。ミッドウィーク水曜日に行われた天皇杯３回戦大宮戦からは１０人の変更でターンオーバーを敢行、天皇杯も順当に勝つことができた。浦和はほぼターンオーバーをしなかったようなので、暑い気候のなか、選手のコンディションが勝敗を分ける可能性がある。

⚽前半８分⚽セレッソ得点　得点者レオセアラ　セレッソ大阪１－０浦和レッズ

開始早々、８分にセレッソ先制。このかたちはファーストプレイがパスか、スローインかの違いだけで第１８節札幌戦の先制点と全く同じかたち。今回はスローイン体制の舩木にカピシャーバが寄ってきて相手ＳＢ酒井をピン止め。その奥を加藤が狙い、そこに舩木がスローイン。加藤がすり抜けるように反転してドリブルを開始。ショルツが応対にくるが、抜き切る前にクロス。レオセアラがワンタッチで合わせてゴール。判を押したような同じプレイが今回も決まった。

⚽前半２５分⚽セレッソ得点　得点者クルークス　セレッソ大阪２－０浦和レッズ

セレッソ、追加点。浦和がボールを回しだした時間帯。セレッソは４－４－２のブロックを作って、引っ掛かったところをロングカウンター。クルークスがドリブルから切り返し、アンクルブレイクの荻原が倒れる。中央にカットインして左足一閃。ゴラッソ。

前半はこのまま終了。浦和にほんとど危ないシーンを作らせず、なんだか、いけそうな気がする前半であった。それを示す前半スタッツ（ＤＡＺＮ）であるがセレッソ：浦和はシュート数（枠内）が９（７）：１（０）、支配率が５４％：４６％とほぼ完ぺきな試合展開であった。そして後半。

後半開始から沈滞した状況を打開するために浦和は岩尾に代えて早川を投入。早川は浦和ユース出身の１７歳。浦和期待の新人ですでにルヴァン杯には出ているようである。浦和の陣形は安居をボランチに下げて、早川を左サイドに関根、興梠が２トップのかたちとなる。

⚽後半６０分２９秒⚽浦和の攻撃のかたち

得点を獲らなければならない浦和は両ＳＢで幅をとり、安居をＣＢの間に入れてビルドアップ開始。このシーンではショルツからいいロングパスが興梠に入り、連続攻撃をすることが出来た。セレッソの４－４－２のシステムはどこまで持つのだろうか。

⚽後半７０分～⚽セレッソ中盤５枚とＰＫストップ

後半７０分セレッソは加藤→上門、レオセアラ→鈴木に交代。中盤を香川、喜田に加えて鈴木を中盤の底に置き、真ん中を締めるともに足が攣り始めた喜田の負担を軽くする戦術。ＣＢヨニッチ投入で５バックかと思ったが中盤強化であった。

７７分、この試合の勝敗を決定づけるプレイが飛び出す。舩木がペナルティエリア内で相手選手の足をかけてＰＫ献上。ここで１点入れば、大応援団の声援を背に勢いずくことが必定な浦和。ＰＫを蹴るのはいままで失敗したことがないショルツ。キッカーからみて左側に蹴る傾向があるショルツにヤンハンビンが読み切ってドンピシャでストップ。これで勝利を確信した。結局、このまま２－０でセレッソの勝利。場内でのＭＶＰはスコアラーのレオセアラ、ジョルディクルークスではなく、ヤンハンビンであった。