2024Season Episode7 山田寛人登場 柏レイソル戦

 

節より中三日で向かえるJ1リーグ第6節、アウェイ柏レイソル戦。
生憎の雨となり、お互いスリッピーなピッチコンディションに神経を使いながらプレイしなければならない。

⚽スタメン

前節より1枚 RWGがルーカスからクルークスに代わっている。柏は島村が先発している。島村は20年の1年間だけセレッソに在籍しており、その時はU23のチームで出場、西尾と一緒にプレイしていたはずだ。サイドバックで見るべきものがあったがその後、今治、熊本を得てJ1にたどり着いた選手。この試合、セレッソはその島村に苦しめられることになる。

⚽前半10分セレッソ 押し込まれるセレッソ


柏が互いの距離感を短くし、セレッソのファイナルゾーンに入り込み。ジエゴがハーフスペースに、島村が中央にポジションをとり、ボールを回し、セレッソを揺さぶる。セレッソは前に大きく蹴りだすことでピンチを凌ぐのがやっとだ。

⚽前半19⚽セレッソ得点 得点者レオセアラ 柏0-1セレッソ大阪


しかし先制はセレッソ。流れが悪いとみた登里がハーフスペースから少し持ち上がり、カピシャーバにロングパス。カピシャーバがなんとか折返しレオセアラへ。柏のCBのファールを誘い、PK獲得。レオセアラがPKを確実に決める。いい試合展開ではないため、変化を加えた登里の持ち上がりからのロングパスも秀逸であった。

また、映像をよく見るとカピシャーバの後方にポジションニングしているのはブエノ。登里にパスコースの選択を与える共に島村をピン止めしてカピシャーバを一対一にする構造をつくるための意図的なポジションニング。

⚽前半20⚽失点 柏1-1セレッソ大阪

喜んだのも束の間、あっという間に同点にされてしまう。これまでハイプレスでセレッソの守備網を圧縮していた柏。失点したことで更にパワーをかけてハイプレス。クリアボールもことごとく柏側に納まり、最後はゴール前での島村のドリブル突破からマイナスのパスをフリーのマテウスサビィオに決められた。

⚽前半29柏のハイプレス

この試合前半の象徴的なシーン。セレッソのビルドアップ。西尾から舩木にボールが出た時点で柏が猛然とハイプレス。舩木には細谷が、マテウスサビィオも田中へのパスコースを切りながら、ボールホルダーにアタック。登里には島村、奥埜には土屋と距離を詰めてくる。結局、舩木はロングボールを蹴るしかなかった。

前半終了の支配率は柏:セレッソが43:57なので印象ほど圧倒された内容ではなかったが、やりたいことをしていたのは柏だったという印象。

⚽後半60柏のミドルブロックとセレッソのくずし


後半57分、奥埜、ブエノに代えて北野、柴山を投入。攻撃時には突破力のある5人を5レーンに人を配置し、柏の最終ラインを打ち破ることを試みる。後半60分には登里が強引にドリブルを仕掛け、柏のラインを混乱させることに成功、最後は柴山のシュートであったが、決めることは出来なかった。運動強度が下がってきた柏は中盤でブロックを組むようになったが、登里、毎熊の両SBが斜めにドリブルを第一、第二ラインを突破し前線の5人にパス、仕掛けることができるようになった。

⚽後半67山田寛人登場

後半67分、カピシャーバに代えて山田寛人投入。CFのイメージが強い山田だが、LWGでの起用。すると投入後、立て続けにドリブル突破でチャンスメイク。器用な選手である。それに物怖じしない性格とビックゲームに強い印象。いよいよ山田がレギュラー争いに加わったことでますます熾烈な競争となる。
試合はこのまま、1-1のドロー。セレッソは開幕からの無敗を6に伸ばした。押されていた前半の戦いぶりからするとドローは悪くない結果だ。


2024年4月3日(水)2024年明治安田生命J1リーグ第6節
柏レイソル1-1セレッソ大阪
 @三共フロンティア柏スタジアム 天候:雨一時曇 19:03 KO 観客:8.081

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