京都戦二連敗を引きずり、精も魂も尽き果て、普段は徒歩の最寄駅からの帰宅路をバスに乗る。「ん?」隣に座られた仕事帰りの女性がこちらを気にしておらえるようなので目を合わせる。
「今日は残念でしたね」
「そうですね。やっぱりアウェイでの京都戦がすべてでした。あの大敗で今日、無理してガチメン出さざるを得なくなりました」
「イニエスタを出すとお金の取れるプレイは見せてくれるけど、守備の強度は弱くなるじゃないかな」
_こんなご近所にセレッソ好きな人居るんだ。あの女性、試合結果知ってたもんな。と少し心と身体が軽くなり、残り短い家路を急ぐ。そんなルヴァンカップグループステージ第4節ホーム京都サンガ戦。スタメンは次の通り。
⚽前半1分⚽京都の守備
キムジンヒョンのGK。京都CF山崎が猛然とプレッシャーをかけてくる。両WGはセレッソSBを消しながらCBをチェック。キムジンヒョンは中盤を飛ばしてRWG北野へロングフィード。このパスはコントロールしきれずピッチを出た。
⚽前半11分⚽セレッソの攻撃・ねらい
左サイドに奥埜が顔を出し、数的優位性を作ってボールを回す。レオセアラが中盤に降りてきて、奥埜がパス。レオセアラが裏のスペースに北野を走らせるパス。
序盤、試合は一進一退で進んだのだが、
⚽前半21分⚽セレッソ失点 セレッソ大阪0-1京都サンガ
パウリーニョはその前から中盤に降りてきてサイドチェンジしたり、自由にポジションをとって攻撃を組み立てていたので、嫌だなと思っていた。麻田からのパスも秀逸でデザインされていたかどうかわからないが
完全に崩された失点だった。
セレッソはますます苦しくなった。そして後半_。
セレッソは加藤を入れて、4-4-2にし、クロスからのターゲットを二枚に増やす。なんとか追いつきたいセレッソはボールを支配し攻撃にパワーをかける。
⚽後半60分⚽セレッソの攻撃・ねらい
圧を強めて攻めるセレッソに対して京都は5バック気味。5-4-1の陣形で応対。サイドで幅を取り、クロスを上げる。ターゲットは2FWと為田。京都は72分に谷内田→井上の交代。3バックにして守備をはっきりさせた 。
圧を強めて攻めるセレッソに対して京都は5バック気味。5-4-1の陣形で応対。サイドで幅を取り、クロスを上げる。ターゲットは2FWと為田。京都は72分に谷内田→井上の交代。3バックにして守備をはっきりさせた 。
後半はずっと押し込んでいたセレッソだったが、ファウルを犯した与えたFK。直前に入った山田にニアをぶち抜かれる。これで勝負あり。
グループステージ突破には絶望的な二敗目を喫した。
・たいへん残念な結果。これでグループステージEグループは勝ち点7のガンバ大阪が首位。次に勝ち点6のFC東京、同じく勝ち点6の京都サンガ、セレッソ大阪は勝ち点4で最下位となってしまった。小菊監督がビックマッチと位置づけた試合であったため、敗戦のダメージは図りしれない。ガチメンを出したため、中3日で行われるリーグ戦第9節柏戦も厳しいコンディションとなる。折角前節でアウェイFC東京戦に勝ってよい流れだと思ったが今日の敗戦でどうも乗り切れない。なんとか次勝ってよい流れを取り戻して欲しい。
・RWGで使われた北野、中原選手はそれなりに自分の特長を出してチャンスメイクしていたと思うが、LWGで先発した上門選手はあまりいいところがなかった。後半開始から出場の為田選手との違いが際立つかたちとなってしまった。上門選手個人の問題というよりも後ろの山中選手とのコンビネーションが成熟度が為田選手とは違うこともあると思う。上門選手はこの試合でも何度もFC東京戦でみせたような奥行きを作る動きをしていたが、山中選手がそこを使ってくれなかった。
・先制されて相手が守る展開になった時、どうしても山中選手のクロス頼みになり、単調になりがち。中央を固められて厳しいのはわかるが、強引に中央突破するとか、ミドルシュートを打つとか、攻撃のバリエーションを作らないと今日のような試合になってしまう。京都のGKがあたっていたのもあるんだけど...。
2023年4月19日(水)JリーグYBCルヴァンカップグループリーグ第4節
セレッソ大阪0-2京都サンガ
@ヨドコウ桜スタジアム 天候:曇 19:03 KO 観客6,717人
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