Jリーグ第10節ホーム サンフレッチェ広島戦。小雨降るヨドコウ桜スタジアム。絶対におかしなシチュエーションなのに「これが私の衣装です」と水着姿の小島よしおさんが審判、選手をエスコート。体脂肪率が極端に少ないその肉体の説得力に日頃の鍛錬、努力が仄かにみえて、笑いを誘うというよりも、畏敬の念を抱く。
⚽スタメン⚽
区切りのリーグ戦10試合で今季のそれぞれのチームの立ち位置を測る上で重要な試合。加えて何度もこのブログで書いたように昨季四戦全敗だった広島相手なので、新しい取り組みである4-3ー3の成熟度を知る上でも、相手にとって不足なしの試合である。スタメンは前節と全く同じメンバー。現時点での小菊セレッソのベストスカッドである。強度の高い守備、素早い攻守の切り替え、試合全般を通じての運動量を要求される。
また、徐々にチームにフィットしてきたレオセアラも中盤に降りてきての攻撃を組み立てられるボールキープ力は必須である。
4-3-3に変更しボール保持率を高め、試合をコントロールする時間帯を増やしたいのだが、果たして強敵広島相手に通用するのか_
⚽前半3分⚽攻守の攻防
中盤で香川がボールを持った際に素早く川村、満田がプレスバックして潰しポジティブトランジションになった。松田が中にずっと絞って対応。この試合攻撃時に奥埜のシュート力に期待して奥埜がFWの位置に入ることが多かった。
広島のスローインからヨニッチがヘディングでクリアしようとしたところ、ベンカリファに持たれて剥がされてしまう。松田がついていくが間に合わず。ベンカリファがシュート。キムジンヒョンが足で止めてリバウンドを越道がシュート、枠を大きく外れ難を逃れる。スローインから一発で裏をとる動きが素早く、脅威。DAZNで解説をしていた橋本さんが言っていた通り、広島は立ち位置が良いので守備から攻撃がスムーズ。
⚽前半14分⚽セレッソの攻撃
ここまで広島の早いプレスに苦しみ良い攻撃のかたちを作れていなかったセレッソだが、3バックの脇を狙った攻撃が出来た。
レオセアラが中盤まで降りてきてサイドチェンジ。毎熊が受けてオーバーラップの松田にパス。松田が香川に戻して香川がクロス。為田が体を投げ出してヘディングシュート。惜しくもGK大迫に止められる。しかし前半、セレッソが良かったシーンはこれぐらい。
前半はキムジンヒョンの再三にわたるビックセーブでなんとか0-0で終了。
ボール支配率こそセレッソ:広島が48%:52%と大差ないもののシュート数(枠内)をセレッソ2(1)に対して広島15(8)だった。
後半は積極的な選手交代をして流れを変えたいと思ってみていた。
後半開始直後の50分。中盤で香川からハーフスペースの毎熊にパス。この時、奥埜が前線に飛び出して、広島の3バックを下げてスペースを作る。毎熊が少し降りてきたレオセアラにパス。レオセアラが思い切ってシュート。枠は外れたが少し良いかたちが出てきた。
⚽後半93分⚽失点 セレッソ大阪0-1サンフレッチェ広島
アディショナルタイムにまたもや失点。最終盤に強い広島はパワーをかけて攻める。CB荒木が前線に加わり、野津田のパスをフリック。抜け出したエゼキエウが高速クロスにドウグラスヴィエイラが押し込んだ。これで万事休す。それにしても荒木があの位置にいたのは敵ながらあっぱれ。
【雑 感】
・この試合、セレッソの交代選手は二人。後半に一度、香川選手→北野選手の交代を行おうとしたが直前に自重。また、試合の最終盤にはCBの西尾選手がベンチに呼ばれていた。結局、それも行われず直後に失点。試合中、ベンチワークに迷いがあったのではないかと推測する。西尾選手を呼んだということは0-0でもよいと考えていた?
・広島は今季戦った相手のなかで最強だったと思う。特にトランジション時の選手の離合集散が速く、セレッソの選手がボールを運ぼうとしても2人、3人と囲まれて、潰された。
・そのなかでも広島川村選手は本当にいい選手。身長があって左利きのボランチ。攻撃時にボックス内に入ってくる動きは迫力満点。日本代表に呼ばれても不思議ではないと思う。
・セレッソはあまりいいところが出せなかった。しかし次節はアウェイ大阪ダービー。こういう試合の後、見違えるというのもセレッソあるあるなので、是非ともダービーで勝ってこの敗戦を払しょくしたい。
2023年4月29日(土)2023年明治安田生命J1リーグ第10節
セレッソ大阪0-1サンフレッチェ広島
@ヨドコウ桜スタジアム 天候:曇りのち雨 14:03 KO 観客16,151人
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