平成26年3月1日のユーフォリア~ディエゴ・フォルラン ありがとう #Diego Forlan #ディエゴ・フォルラン

平成26年3月1日 初めて年パスとカメラを持って長居スタジアムに行った時、スタジアムの周囲は熱気に包まれていた。前年から起こったセレ女ブームのなかでの柿谷、山口、丸橋、南野、杉本といったユースから育ってきた選手への期待。史上最攻と煽ったスローガン。それにその年の1月にフォルランがtwitterでセレッソ大阪と契約したと呟いた時からサッカーファンだけでなく、世間の注目を集め、開幕が待ち遠しいという空気が漂っていた。
そして迎えた当日、ユーフォリアのなかでフォルランが登場した。それからその一挙手一投足が注目されるなか、ピッチの中でもピッチの外でも、たとえ思うような結果が出ていなくてもスーパースターらしい振る舞いだった。内外のメディアがちょっとした発言、行動に大げさな意味を見出し記事にしたときもその対応を知っている冷静な態度はさすがと思った。





ピッチではなかなか期待したような結果が出なかったが、私のカメラは無意識にフォルランを追っていた。彼の持っている何か、存在感?がカメラをそちらに向わせてしまうという感じだった。下手な腕前でたくさんの写真を撮った。JリーグやACLで戦う時、わがセレッソにはフォルランがいるという誇らしい気持ちが芽生えた。ブラジルW杯をテレビで見た時もウルグアイの10番はセレッソに在籍しているのだと誇らしい気持ちになった。これがクラブの価値。



先日、そのフォルランとクラブは7月で切れる契約を延長しないことが発表された。つまり、これでセレッソのフォルランを見ることは叶わなくなった。たぶん、これから契約が切れる7月までの試合にも出ることはないだろう。「フォルラン後」、早く態勢を整え直したいというのはセレッソの現状を考えれば当然かもしれない。
これで毀誉褒貶のあったセレッソの「フォルラン戦略」は一応終息する。J2に降格した事実だけをとれば野心的な取組みは失敗だったと言えるだろうが、それだけで評価すべきではないように思う。そう評価されてしまってはセレッソも他のJリーグのクラブもこれからも欧州でピークを終えた有名選手をとることがなくなり、それらの選手の再就職先はますます米国、中国や中東のクラブになるだろう。その彼方にあるリーグの未来が明るいものとは思えない。

舞洲グランドに練習を見に行った時にたまたまフォルラン選手の奥さんが見に来ていて、彼女の姿を確認したファンの女性が「一遍、数億円稼いでくるダンナを持った嫁はんの気持ち聞いてみたいわ」と話しているのを聞いて笑えた。

ディエゴ・フォルラン選手、ありがとう。あなたのサイドに流れて、ついてきたディフェンダーをフェイントで剥がして中に切り込むプレイが好きでした。ウルグアイに帰っても元気に活躍してください。そして時々、セレッソや日本のことを思い出してくれればうれしいです。 Good Luck!!!


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