能町みね子氏は今でもカマタマーレの夢を見るか カマタマーレ讃岐戦

白い本だった

コラムニストでイラストレーターである能町みね子氏がそれまで全く興味のなかったサッカーをレポートする

JFL時代のカマタマーレ讃岐のサポーターとなっていく

その様をコラムをまとめたものだ

当然、能町氏のイラストもあり、高校時代によく読んだ椎名誠の文章と沢野ひとしのへたうま絵が絶妙のバランスな作品群を思い起こした
の本は半分以上がうどんについて費やされている

うどんを全面に押し出して戦うカマタマーレ讃岐とそれにかかわる人たちが生き生きと描かれている

2年前に読んだ中村槙太郎氏の「サポーターをめぐる冒険」と同じぐらい感動した

Jリーグのよさ、クラブを愛することのよさが
ふんだんに出ている

そんな内容だった

カマタマーレ讃岐が30,000人集客プロジェクトの長居に乗り込んできた

30,000人とはいかなかったが18,000人の観客を集めた長居でカマタマ戦士たちの闘志はいやが上でも高まった

試合は前半10分にセレッソのエース柿谷選手のビューティフルゴールが決まるが

相手の闘志は衰えるどころ、更に燃えているように見えた


対にセレッソは2点目が取れず、だんだん攻撃もちぐはぐになっていく

嫌な感じ

ボールの支配率やセカンドボールの奪取率も向こうに傾いているように思える

扇原選手が2枚目のイエローをもらって退場

案の定、同点、そして逆転されてしまう

それでもアディショナルタイムに同点に追いつくが、更にその直後に失点

2-3....まじか

立ち直れないぐらいの残酷な結末でカマタマーレ讃岐に勝ち点3をプレゼントしてしまった

くだんの本のむすびには能町みね子氏は連載していたムック本が廃刊となり、サッカーと関わることはなくなったと書かれている

わずか観客が数十人の時のマタマーレ讃岐の試合を見ていた氏は18,000人の前で堂々と逆転劇を演じてのけたこの試合を見たらどう感じただろうか

極力、セレッソのことを考えないでおこうと思うのは決壊を恐れる防衛本能か

書くことが困難な試合だった


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