2019Season Episode29 鈴虫 鹿島アントラーズ戦

シーズンのセレッソは急激な上昇気流のなか、終盤戦を迎えている
シーズン当初はなかなか新監督の戦術を落とし込めず、守備は頑張るが得点ができなくて勝てない試合が続いた
それが徐々に整備されてきて
第10節松本山雅戦からシステムを

-4-2、FWに奥埜選手を抜擢、Bメンデス選手と組ませるかたちにして勝ち星を積み重ねられるようになった
第10節までは「本当に大丈夫か」と降格の心配をしていたが、現金なもので第23節横浜マリノス戦から前節のガンバ大阪戦まで5連勝し、順位も4位まで上げると
節、鹿島に勝てば優勝もあるのではないかと期待してしまうほど状況は好転していた

向かえた第28節鹿島アントラーズ戦。家を出るときはユニフォームの下に一枚着ていこうかと迷ったが、この時期にしては温度も高く、ユニフォーム一枚で出陣。それでも道すがら


や日差しに秋の気配を感じる。スタジアム周辺はやはり、一週間前の大阪ダービーの熱気の後、「宴のあと」感は否めない。果たして試合は___それでも、セレッソは試合の序盤は果敢に攻めてチャンスを作るが6分、鹿島のCK。一番奥を狙われヘディングで中に折り返された。豪快なヘッドを決められ


-1。
早い時間帯なので焦る必要はない。前半はセレッソは何度もチャンスを作り、柿谷選手やメンデス選手がシュートを放つが決め切れない。さらに悪いことに前半。鹿島のセットプレイで競り合った際に丸橋選手が負傷
が出て交代


橋選手は点が欲しい時にはリスクを恐れず、柿谷選手とのコンビネーションで敵陣深くに切り込んで、ラストパスを送るプレイが得点につながることが多いセレッソのストロング
そのストロングを失ったことはあまりにも痛かった。結局、この試合に勝てば首位に立つ鹿島の牙城は崩せず敗戦
ティーナ監督の試合後のコメントを読むとこの試合に賭けていた思いが伝わってくるし、何度もチャンスを作った内容には満足しているとの感想は監督の目にも決して悪い試合ではなかったということだろう

つまり、これがサッカーであり、これが鹿島アントラーズ

季は是非ホームで勝ったところを見たことのない鹿島に勝って欲しい
一瞬なりとも期待した優勝も王者の前で儚く潰えた秋の夕暮れ____。
いそいそと戻った最寄り駅を降りると
どこからともなく鈴虫の虫の音が聞こえた


2019明治安田生命J1リーグ第28節 セレッソ大阪0-1 鹿島アントラーズ  2019年10月6日(日) @ヤンマースタジアム長居 天候晴 15:03KO 観客23,001人


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