2024Season Episode13 暗転。一條の光り ヴィッセル神戸戦

 

転。この言葉がピッタリの第9節、名古屋戦以降のセレッソ。それまで開幕から8戦負けなしのクラブ記録を樹立し、30周年の節目にリーグ優勝を目標を掲げるクラブ。これは案外いけるのではないかと期待した。登里選手、田中選手の加入、彼らをレギュラーに据え、偽SB化によるビルドアップは対戦相手をとまどわせ、第8節までは全て先制していた。しかし、アウェイ名古屋戦では先制点を奪われ、それが祟って敗戦。その後、横浜Fマリノス戦、コンサドーレ札幌戦の二戦は引き分け。第12節アウェイ ガンバ大阪にウノゼロの敗戦を喫して迎えた今節。昨季リーグチャンピオンシップとのホームヴィッセル神戸戦。結果1-4の完敗。

阪ダービー敗戦のショックも癒えぬ間に向かえた阪神ダービーでの連敗は深刻である。ガンバ戦で負傷交代をした両SB、毎熊選手は軽症のようだが、登里選手はかなり重症のようだ。戦術眼、技術面、モチベーターとしての登里選手のここまでの活躍が大きかっただけに本人にとっても、クラブにとっても痛い負傷となった。

⚽スタメン

里、毎熊に代わり左右のSBには舩木、奥田が入る。いままでLCBをつとめていた舩木のところにはジャステンハブナー、LWGには為田が入った。
特に初先発の奥田、ハブナーが神戸相手にどこまでやれるのかは注目である。


⚽前半13分 セレッソの攻撃


レオセアラがターゲットのロングボールで押し込み、レオセアラが右に流れてルーカスがボールを引き取る。クロスの体制で奥埜、香川がペナ内に入り、大外にフリーの為田をターゲットにクロスを入れる。セレッソでよくみられる攻撃パターン。ただ、神戸の戻りも早くスキはない。このシーンではGKが好判断で前にでてクロスをキャッチ。

⚽前半18分 セレッソの守備


セレッソの守備はあまりハイプレスにいかず4-1-4ー1でミドルブロックを組むことが多くなった。大迫、武藤といった神戸の代表級のFWを警戒していることと、スタメンのメンバーが代わって守備に不安があるため、安全策をとってのことだと思う。

18分、奥田が為田へのサイドチェンジのパス、センターレーンに入ってのシュートといいところを見せる。ここまで佇まいと同じくノーミスで落ち着いた、品のあるプレイを見せる。_この試合、唯一放たれた一條の光り

⚽前半38分 セレッソ失点 セレッソ大阪0-1ヴィッセル神戸


ここまで決して悪い流れではなかった。シュートも打てていたし、やりたいことをやれていたのはセレッソ。しかし、セレッソのネガトラ、大迫から武藤へ倒れ込みながらパス。武藤から走り込んできた山口に、そして山口がミドル弾を突き刺す。この時、ハブナーと舩木が被ってしまっている。その少し前に舩木がハブナーに何か話しているシーンが映しだされていたので何か気になったことがあったのかもしれない。

おそらくこのシュートが神戸の一本目のシュート。決め切る力の差が出た。

⚽前半44分 セレッソ失点 セレッソ大阪0-2ヴィッセル神戸

⚽後半49分 セレッソ失点 セレッソ大阪0-3ヴィッセル神戸

気落ちしたところを神戸は畳みかける。3失点をしてこれで試合結果に対する興味はなくなった。どんよりした空気がスタジアムを包む。_暗転

⚽後半57分 セレッソ得点 得点者レオセアラ セレッソ大阪1-3ヴィッセル神戸⚽


セレッソも意地の1点を返すが、終了間際にも失点。結局、1-4の完敗であった。

セレッソ出身の山口に得点を決められてたこともあってか、普段、負試合での周回挨拶でもブーイングすることのなかったセレッソゴール裏がブーイング。
鎮痛な空気が流れる中、次節、アウェイ町田もセレッソが苦手な相手であることが頭を過った。


2024年5月11日(土)2024年明治安田生命J1リーグ第13節
セレッソ大阪1-4ヴィッセル神戸
 @ヨドコウ桜スタジアム 天候:晴 16:03 KO 観客:21,148


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