2021Season Episode1 育成というアイデンティティ サポーターズコンベンション

 

年は2月上旬に行われるサポーターズコンベンション。今年はウェブでやるのかと思われたが、開幕の4日前、2月23日にコロナを配慮して屋外、ヤンマースタジアム長居で開催された。ここ数日の温暖な気温とは打って変わって当日は風がきつく寒かったが、15時30分にスタート。昨シーズン末より監督交代でモヤモヤした思いだったので納得のいくクラブとしての考え方が聞けるかと思ったが、森島社長からは従前通りの「セレッソらしい見る人がワクワクするサッカー」という回答しかなく、モヤモヤが晴れることはなかった

だし、なんとなくわかったこともあった。クラブのアイデンティティ、よりどころはやはり育成のセレッソ。背番号7、8が空いている現実にはかなりの危機感を持っているということ。特に8番はセレッソのエースナンバー。生え抜きのアタッカーにつけさせたいのだろうが、柿谷選手が名古屋に移籍した今シーズン、空き番になってしまった

日前、清武キャプテンの「ここ数年、セレッソの顔である選手が移籍して寂しい」というコメントを読んだ。山口、杉本、柿谷と私が本格的に応援しだした2014年、チームの主力だった生え抜きの選手たち___がいなくなった。それでもここ数年はJ3のカテゴリーであるU23チームで活躍した選手は育成型期限付き移籍でJ2、J3クラブに戦いの場を移し成果を上げたと思うが、そのU23チームも昨シーズンで解散した

のような状況から「育成」クラブ作りの再構築を迫られ、技術委員長というポジションを新設。風間氏が就任した。風間氏はサポーターズコンベンションでは未来の8番を作りたいとメッセージを寄せていたし、クルピ監督は香川、乾など積極的に若手を登用して育てることに関しては定評がある。中島、西川、山田、藤尾、加藤といった若手アタッカー陣の成長に期待を寄せているはずだ

レッソらしいサッカーという説明には全く得心がいかなかったが、育成型クラブの復権に関してはそれなりに当たらずしも遠からずでそちらが優先されたのだろう

 会の最後に完成間近のヨドコウ桜スタジアムの見学会が催された。夕陽に映える真新しいホームゴール裏の赤いシートに浮かぶ青字の0SAKAの文字が綺麗であった

___開幕4日前、各クラブともそれぞれの思惑を抱えて2021年のJリーグは始まるのである

2021年2月23日(火)サポーターズコンベンション2021
 @ヤンマースタジアム長居 天候:曇15:30開始 

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