2022Season Episode34 奇妙な連帯 北海道コンサドーレ札幌戦

 

ストプレイで逆転弾を決められるというショッキングな逆転負けを喫して北の大地で悶絶。

そのまま力なく宿泊先の中村屋旅館のある札幌駅まで戻る。午後10時を過ぎていたので営業している食堂、飲み屋が見つからず、仕方がないのでセブンイレブンで好きな中華丼とチューハイを買って中村屋旅館に到着。美味しいものがたくさんはある北海道でなんでやねんと毒づきながら、それでも美味しくいただく。

中村屋旅館は畳なので落ち着く。2階にある浴場に入って長旅の疲れと逆転負けの傷口を湯治。まぁ、簡単には塞がらんのだが。翌日、朝を起きて旅館の朝食をいただく。

食なのだが、残していけないと思い頑張って完食。すこし休憩して予定していた小樽に向かう。とりたてて見たいものがあった訳ではないが、札幌と新千歳空港から近かったので折角だから一カ所ぐらいは観光地を観ておこうという気持ちだった。小樽駅の案内所で観光マップを貰い、とりあえず日本銀行の小樽支店を行くことにした。

れから小樽運河を一通り観て、駅に戻る。三角市場という看板があったので行ってみる。
「あ、セレッソ」とご夫婦で散策されていた奥さんが私のリュックサックにブラ下がっているセレッソグッズを見て声をかけられた。

「もう、せめて同点やったらまだよかったのにね」と奥さん。

「まだ、タイトルふたつあるから、どちらも獲りましょう」と私。どちらからともなく、これからも頑張っていきましょうと言って別れた。アウェイ遠征ではこういうことに時々あるのだが、不思議なものである。大阪から遠く離れた場所でお互いセレッソを応援しに来て、敗戦を慰め合い、決意を新たにする。「頑張っていきましょう」と声を掛け合って、奇妙な連帯が生まれ、その刹那に分かれる。セレッソを通じた緩やかな紐帯。

声掛け合っただけだが、元気が出たので昨日の試合を思い出し

タガート選手は漸く本領発揮しだしたし、毎熊選手はSBでもよい動きをした。また、鳥海選手は安定感があり、エアバトルではほぼ勝っていた。と良かったところを思い並べた。それに何より中原選手がJ1リーグ初ゴール。ゴラッソが飛び出た。今シーズン、出場機会に恵まれたとは言えない中原選手の気持ちが乗り移ったかのようなゴールは胸が熱くなった。願わくばこれで勝てれば最高だったんだが。

5日後の9月7日には天皇杯広島戦がある。強敵ではあるが、こういうところで勝つのもわがクラブの魅力。リーグ戦のリベンジに燃える選手たちを頑張って後押ししたい。

2022年9月2日(金)明治安田生命J1リーグ第28節
北海道コンサドーレ札幌2-1セレッソ大阪
 @札幌ドーム 天候:屋内 19:35KO 観客10,778

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