2022Season Episode36 Road to KOKURITSU 浦和レッズ戦

 

ヴァン杯準決勝、ここを勝ち抜ければ国立競技場で開催される決勝戦進出である。

果たして勝ち上がったのはセレッソであった。

準決勝の相手は昨シーズンと同じ浦和レッズ

決勝まではホームアンドアウェイ方式、2戦のアグリゲートスコア(累積スコア)で争われる。そしてこの方式のポイントはアウェイゴール。もし累積スコアが同点の場合、アウェイゴールが多い方が勝ち抜けである。従って、ホームで戦う時は勝つことは勿論だが、相手になるべく得点を奪わない戦いをしなければならない。

和レッズとの準決勝は7月21日がセレッソホーム、25日がアウェイで行われた。

まずホーム1stレグであるが、セレッソはこのところ好調で得点を重ねていたアダムタガート選手がオーストラリア代表、若き副キャプテン西尾選手がU21代表に呼ばれており不在。そして桜の絶対的守護神キムジンヒョン選手とスーパーサブ、スーパーカブ号、ジェアンパトリッキ選手が体調不良でベンチ外だった。ゴールキーパーには2ndキーパーの清水圭介選手が入った。試合は開始早々、前半2分にこれが見たかったという上門のスーパーミドルシュートが決まる。前半は押し込んでいたのだが、後半になって攻守は逆転。浦和に押し込まれる展開になる。

半、53分に失点を喫する。その後も攻勢に出たのは浦和であったがセレッソはなんとか凌いで1-1の引き分けで終了。運命のアウェイ2ndレグに国立への切符をかける。

浦和がアウェイゴール1点を奪ったので、セレッソは2ndレグでは最低でも1点は必要となり、0-0ではアウェイゴール差で浦和の勝ち抜けとなる。

一見、浦和が有利に思われる。埼玉スタジアムのあの大応援のなかで戦え、最悪、0-0でもいいのだから。しかしこのことが勝負の綾となり、微妙に浦和の戦略を狂わせる。

方、セレッソは点を取るしかないないだから、はっきりしている。リスクを冒してでも果敢に前からハイプレスをかけ、相手をはめ込む。ボールを奪えば迷わずゴールを狙う。

してこのメンタリティの差が思わぬ試合展開を招く。圧倒的なアウェイの雰囲気のなか、セレッソが立て続けに攻め立てた。

前半23分に毎熊のクロスが相手DFに当たりオウンゴール、30分に為田のクロスをゴール前の加藤がスルー。飛び込んできた奥埜がGKを躱すチップキックでゴール。後半に入っても51分に山中のクロスを加藤がヘッド、とどめは80分、高い位置でボールを奪取した北野がパトリッキにパス。パトリッキが独走してゴールを叩きこむ。4-0の圧勝。浦和セレッソの猛攻の渦の中に巻き込まれ、脱出すること叶わず溺れてしまった、そんな凄まじい試合であった。

し、1stレグ同点で凌ぎ切れず、1-2でセレッソが負けていればこのような試合にはならなかったはずである。その意味で清水選手が1stレグで1点に抑えてくれたのは大きかった。思えばルヴァンを制した2017年、準決勝アウェイガンバ大阪戦も2ndゴールキーパーの丹野選手がスーパーセーブをみせて、逆転につながった。あの時と似ているような気がしてきた。

して、10月22日国立競技場での決勝戦。
相手はリーグ戦、天皇杯と今季3回戦い、すべて敗れたサンフレッチェ広島である。

昨季のルヴァン杯決勝で敗れた悔しさから今シーズン始まってからは「忘れ物を取りに行くというスローガンでクラブが一体となって取り組んできた。大会が始まってからは何度も途絶えそうになったバトンリレーをなんとか、首の皮一枚でつないできた。

いよいよである。
ここを越えた時、三つ目の星を胸に付ける栄に浴する。


【1stレグ C大阪vs浦和R

2022年9月21日(水)JリーグYBCルヴァン杯準決勝1stレグ
セレッソ大阪1-1浦和レッズ
 @ヨドコウ桜スタジアム 天候:曇 19:03KO 観客10,399

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【2ndレグ 浦和RvsC大阪
2022年9月25日(日)JリーグYBCルヴァン杯準決勝2ndレグ
浦和レッズ0-4セレッソ大阪
 @埼玉スタジアム2002 天候:晴 17:03KO 観客26,899

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