3月12日日曜日、気温20度を超えようかという春の日差しに恵まれた。14時キックオフのJ1リーグ第4節サガン鳥栖戦。
水曜日のルヴァンカップグループリーグ第1節FC東京戦で今季初勝利したのでその余勢をかってリーグ戦も初勝利といきたい。
サッカー観戦日和の日曜日の午後、たくさんの観客で選手を後押ししてくれることを期待しながら、かなり早い時間に家を出る。
普段はJR鶴ケ丘駅下車なのだが、長居公園の新緑探索も兼ねて地下鉄長居駅から向かう。少し歩くだけで汗ばむぐらいの陽気だったが、スタジアムの周辺ではクラブが催したイベントに参加する人、スタグルに列をなす人、スマートフォンを片手に待ち合わせ人を探す人、ロビー人形やバナーの前で記念撮影をするアウェイユニの人...。いつもの試合前の雰囲気が醸し出されている。特に感じるのは、サッカー以外のイベントの充実である。この日は子供を対象にしたキッズパークやフィンランド発祥のモルックという競技の体験コーナー、吉本の芸人さんをゲストに招いたWukuWukuステージなどの運営の人たちが観客増員のためにアイデアを出しあって実現させているのが感じられる。なにより屋台やお祭りの空気感。この空間に身を置くのは好きな時間である。往来の人たちを眺め、吉本芸人さんの話をうっすらと聞きながら一杯目のビールをわなかのたこ焼きをあてに飲む。この試合は大阪市が主導する「OSAKA SPORTS GROOVE」の対象試合だったためか、大阪万博のマスコット「ミャクミャク」も登場した。だいぶグロテスクな色使いと容姿。手が短いのでエスコートした際にボールを取ることができなかったし、選手が手をタッチする時もどこが手か選手が戸惑っていた。お隣さんは「あれ見るといつも、ミスドのポンデリング思い出すねん」と言った。そう言われればそう見えないこともない。あとは慣れの問題か_果たして試合であるが水曜日のルヴァンでのパファーマンスが評価された加藤、香川、松田がリーグ戦初先発。前節まで先発だったレオセアラとクルークスはベンチ。毎熊が一列上がってRSH(RWG)。右サイドは昨季まで見慣れた毎熊ー松田ラインがやはり安心して見ていられる。勝利という結果を出せばリーグ戦でも使ってもらえるという小菊監督の起用法は公平であり、選手のモチベーション維持にもつながるものだ。
セレッソのフォーメーションは4-3-3、鳥栖は3-4-2-1なのでかみ合わせで鳥栖で言えばWBが浮いてくるので序盤はそこを使った鳥栖の方がいいように見えた。一方、セレッソも前線からのプレスを敢行。加藤、為田、毎熊の前プレは強烈、徐々に自分たちのペースに持っていけていた。そうしたなか、先制はセレッソ。
前半38分。鳥栖陣での加藤、毎熊の前プレで鳥栖のCB原田の蹴ったボールが毎熊に当たり、加藤の前に。加藤がGKを躱してゴール前の香川に浮いたパスを出した。香川は足に面を作って浮かさないようにゴールに押し込んだ。さすがの技術である。この時、鳥栖GK朴はパスコースを作るためにゴールマウスを離れていた。鳥栖からすれば無理せず、朴にバックパスをしておけばよかったのだが痛恨のミス。毎熊が猛烈な勢いでCBに詰めていたので、相手の焦りを誘い、ミスを誘発させた。前半は1ー0で折り返す。勝負の後半。前節のように逆転されなければよいがと願った。
後半52分、セレッソ追加点。山中のロングパスが中間ポジションにいた奥埜に入り、少し左に持ち運んで為田にパス。為田もドリブルしながらゴール前の加藤にドンピシャのクロス。加藤がヘディングで決める。香川、加藤と先発起用に応えた得点。
後半開始早々の追加点。これで見ている側も随分、楽になった。クリーンシートをと思ったが、そう上手いことばかりでなく、86分に失点。相変わらずの71分以降の失点がリーグ戦は開幕から続いており、課題を残す結果となった。それでも2-1で勝利。
先発メンバーを代えた小菊監督の采配がズバリ当たりリーグ戦初勝利となった。
2023年3月12日(日)2023年明治安田生命J1リーグ第4節
セレッソ大阪2-1サガン鳥栖
@ヨドコウ桜スタジアム スタジアム 天候:晴 14:03 KO 観客15,714人
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