2023Season Episode22 TMで機嫌が直る 鹿島アントラーズ戦

 

からの雨。一週間前の天気予報通りだった。J1リーグ第12節鹿島アントラーズ戦。ホーム鹿島戦は    10連敗中。全く勝てない、勝ったところをみたことがない。昨季も同じ雨のなか、苦杯を嘗めた。雨中であればどうしても、チームの戦術や選手の技術以外に単純な身体バトルの強度、セットプレイ、予期せぬアクシデントといった要素によって勝敗が決する可能性が高い。寄りにもよってなぜ、二年連続でホーム鹿島戦が雨。ついていない。

ョックだったのはヨドコウ桜スタジアムの水はけ。今まで見たなかでも最悪のピッチコンディションだった。ピッチの南側半分が特に酷く試合前は5,6人の方が横並びになり、芝生から水を掻き出していた。なぜ、半分だけ水はけが悪いのかも不思議だったが、新装されたこのスタジアムがここまで水はけが悪いとは。香川選手が試合後、「サッカーにならなかった」と漏らし、ピッチコンディションに苦言を呈したようであるが、実際、地盤改良(?)にはかなりの費用とそれに期間がかかり、手をつけづらい課題である。芝生というデリケートな植物、その下はコンクリート。こういった特殊な環境で水はけをよくするのは非常に難しいことは理解できるが、なんとかならないものか。
⚽スタメン


セレッソのスタメンは第9節柏戦から4戦連続で同じメンバー。
監督が信頼を置いており、前節大阪ダービーで結果を出したので代えづらいとは思うが選手層が薄いともいえ、コンディションや怪我が心配である。
しかし、ホーム10戦連敗の鹿島に対しては現時点でのベストメンバーで臨む。


前半3分⚽セレッソの攻撃
鹿島陣の左サイド(セレッソの右サイド)がとくに水たまりがひどく、パスが止まってしまう。前半3分のセレッソは反対サイドにレオセアラが流れて裏狙いで山中からのロングフィード。このピッチ状況ではお互いに割り切った戦い方になる。

前半18分⚽鹿島の攻撃

鹿島のスローイン。裏のスペースを狙って折返しにクリアボールを連続してシュート。単純な攻撃だが、スローインひとつでも素早く抜け目ないのが鹿島。最後、鈴木のオーバーヘッドにはスタジアムが騒めく。

ここまで鹿島は4-4-2のブロックから素早い攻撃。特に難しいことをする訳でもないが、やはり選手個人個人の体幹の強さ、当たりの強さを感じる。
そうした相手にセレッソも強く当たって対抗するが、雨の中でのプレイ。少し判断が遅れてファールになるプレイがいつもより目立つ。

前半22分⚽セレッソ松田選手の動き
セレッソ左サイドでのボール回しから香川が抜け出す。その時に松田が左ペナ付近に猛然とダッシュ。ボールに絡んで最後は原川がシュート。惜しくもGKに阻まれる。松田の折をみての攻撃参加。素晴らしい。RSBであそこの位置まで出ていける選手はなかなかいない。

前半は0-0で終了。両チームのスタッツはシュート数(枠内)がセレッソ:鹿島=2(1):3(1)。ボール支配率が同48%:52%とほぼイーブン。シュート数の少なさから両チームがピッチコンディションに苦しみ、シュートまで持っていけなかった。パスが水たまりで止まってしまったり、逆に滑ってラインを割ったりと繊細な技術が要求される。
また、長いボールを主体に攻撃を組み立ててくるCBにはハードな環境でミスを犯すことが出来ない守備が要求される。
雨が止むことはなく更に雨水を含むピッチでの後半_



後半67分⚽セレッソ失点 セレッソ大阪0-1鹿島アントラーズ
後半開始からロングフィードを更に強調して押し気味にゲームを進めていた鹿島。CKからカイキがヘディングシュートがセレッソの選手に当たり、飛び込んできた関川に押し込まれる。やはり、セットプレイから。

その後、71分、キムジンヒョンのGKを止めようとした上門の足が高く上がり、常本の顔に入る危険なプレイで一発レッド。
これで万事休す。あとは鹿島られて0-1で終了となった。
これでホーム鹿島戦11連敗。なんともやりきれない気持ちで帰宅。カップ麺をあてにやけ酒。勝ったり負けたりでなかなか波に乗り切れなく悶々とする。

2023年5月7日(日)2023年明治安田生命J1リーグ第12節
セレッソ大阪0-1鹿島アントラーズ
 @ヨドコウ桜スタジアム 天候:雨 14:03 KO 観客12,676

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翌日、ヴィッセル神戸とのTMが舞洲で行われ、その結果がtwitterに各スポーツ紙からあげられた。

特筆すべきは阪田選手、クルークス選手。それに来季加入予定の奥田勇斗選手。阪田選手は1点目、3点目と2得点し、クルークス選手はキレッキレで縦、横突破。それにインナーラップしてきた奥田選手への裏をとるパス。奥田選手はこの一試合で小菊監督に「日本代表にするために大切に育てないといけない」「ルヴァン杯での出場を考えなければ」と言わしめた逸材。実は、奥田選手はガンバ大阪ユース出身、桃山学院大学を経てガンバに戻ることを願っていたが叶わず、オファーを出したのはセレッソとヴィッセル神戸だった。ガンバユースからセレッソ加入とはなかなかインパクトがあるが、プレイもインパクトを残したようだ。RSBが本職だがLSBでもプレイできる選手。本当に楽しみだ。上の動画で機嫌が直った。



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